修平氏、2011年を振り返る。

今年も残すところ僅かである。


平氏は電車の中で、今年最後の夕陽をぼんやりと眺めて思った。


「今年もたくさんの人々に出会うことができた。とくに大きな病気も事故もなく過ごせたし、感情の起伏はあっても比較的笑うことが多かった。これは大変有り難いことだ。今年は未曾有の大地震があって、現地では今もなお大変な生活を送る方々がおられる中で、幸いな事に自分は平穏な生活を送ることが出来ている。そういう中に真の有り難みというものがある」



平氏は現在、大阪の北新地にある「なごみ家」というお店で、人生で初めて「料理長」あるいは「シェフ」という肩書を引っ提げて、お仕事に励んでいる。


平氏は言う。


「マスターやお客さんから「シェフ」と呼ばれるのがごっつい恥ずかしいのです。穴があったら入りたい。穴がなければ掘ってやる」



今回は筆者に時間がないので、この辺で2011年最後の修平氏観察日誌を終える。


来年も良いことありますように。